通院期間に絶対はない

風邪の症状とは違って、すぐに寛解するものではないです。初めは隔週での通院を主軸に置きながら、月単位で様子を見た方が良いです。心療内科に勤められている医師や看護師、心理士といった専門スタッフとの相性もありますが、それ以上に自分の症状を落ち着かせることが先決なのです。通信販売や店頭販売にある、お試し期間と同じとは言えませんが、やはり自分の状態と処方内容とが合う合わないかを見極めなければならないのです。通院期間そのものが早めに終わる人もいますし、長くなる人もいますが、1年単位での通院を覚悟する必要もあります。つまりは、通院期間に絶対というものがないのです。但し、逆に言えば、体調や心の落ち着きを取り戻せてきた頃合いが、通院期間の見通しを立てるのに適した時期だと言えます。

改善の兆しが見えてくるまで

通院期間が長くなっていくほど、通院の終わりが遠退いていくことになります。しかし、大切なのはバランスです。気分が上向きになってきたり、体調が良くなってきたり、改善が見えてくれば良いのです。寛解に至り、大丈夫だと医師も太鼓判を押すぐらいになれば、これ以上に心強いものはないのです。そして、通院期間とは、自分が努力してきた道のりでもあります。その期間が短ければ、体調も早くに改善した証です。長くかかったのであれば、とても大きな山を登り切った証です。したがって、改善の兆しが見えるか、落ち着いてくるまでは、中長期的な目で見ておいた方が良いのです。早くに終われば得した気分と割り切り、長くかかれば充電期間として、しっかり休息するのです。